少し前から資格や検定がブームになっていますね。
私も会社から指定された検定を先日受験しました。
様々なものに資格や検定がありますが、トランポリンにも検定ってあるの?と思った方、すばらしい着眼点です!
あります!ありますよ!
この記事では、トランポリンにも検定ってあるの?と興味を持ってくれた方や、トランポリンを初めたけど、何か目標が欲しいなという人に向けて、トランポリンの検定について紹介します。
指導員の資格を持ち、この記事で紹介するバッジテストをすべて合格しているトランポリン歴15年以上の私が、わかりやすく解説していきます!
トランポリンの検定には2種類あります
前述した通り、トランポリンにも検定があります。
資格というと、指導員の資格がいくつもありますが、いったんこの記事では触れないでおきます。
教える側ではなく、トランポリンをする側の人にフォーカスを当ててみます。
トランポリンの検定は「トランポリン競技検定」と「バッジテスト」の2つがあります。
トランポリンの検定なんて難しいんじゃないの?
と感じるかもしれません。
気持ちはわかります。
テレビなどでトランポリンを観ると、あんなにぐるぐる回れないよ、検定なんて…と思うのも無理はありません。
安心してください。
競技検定もバッジテストも宙返りのような縦回転は1つも入っていません。
なので、ハードルは想像しているよりも高くありません。
私はバッジテストしか受けていませんが、めちゃくちゃ苦労した、ということはありませんでした。
5級から1級まで用意されていますが、私の場合は小学生のうちに、2~3年ですべて合格しました。
実際に私が教えている生徒でも、小学生でもバンバン合格しています。
なので、肩ひじ張らず、最初の目標に競技検定やバッジテストを目指してみてください。
トランポリンの検定「バッジテスト」を解説!
まずはバッジテストについてです。
バッジテストがどんな検定でどんな人におすすめかを説明していきます。
バッジテストとは?
バッジテストは、トランポリン初心者はもちろん、その後に別の競技(特に球技)を考えている人も含め、かなり幅広く門戸を開いています。
技の難しさ等を考慮して5級から1級まで用意されています。
合格すれば合格証とバッジをもらうことができます。
↓私が合格した時にもらったバッジです。
写真は一つにまとめていますが、それぞれケースにちゃんと入っていますよ。
バッジテストでは、それぞれの級ごとに決められた10種目の技をやり、5点満点で3点以上で合格となります。
さらに3級からは、トランポリンを跳びながらボールをキャッチしたり、投げ返したりするボール検定も含まれます。
3級からはトランポリンの10種目とボール検定の両方合格で合格となります。
大会と聞くとハードルが高く感じてしまう気持ちもわかるので、これほどちょうどいい目標は他にはないのではないでしょうか。
バッジテストの受験資格と受験方法
この資格が必要ですよ、という受験資格は特にありません。
しかし、事実上、体操協会やトランポリン協会に所属しているトランポリンクラブやトランポリン教室に所属していることが必要になっています。
なので、「資格のある指導員がいるトランポリンクラブやトランポリン教室に入っていればOK」と考えてください。
そして、指導員に「バッジテスト受けたいです」と伝えてください。
いつ・どこで開催されるかは、地域によって異なるので、指導員に直接聞くか自分の地域の体操協会かトランポリン協会のHPをご確認ください。
バッジテストはこんな人におすすめ!
バッジテストは趣旨通り、他の競技の人も想定しているように、かなり幅広い人が対象です。
なので、トランポリンに興味を持った人すべてにおすすめします。
それに、バッジテストの5級は次に紹介する競技検定の受験資格にもなっているので、まずはバッジテスト5級の合格を目標にしてみてはいかがでしょうか?
私たちのクラブの生徒もまずはバッジテストの合格を目指して練習しています。
トランポリンのバッジテストになぜボール検定?
そして、最初に「バッジテストは幅広く門戸を開いている」とお伝えしましたが、トランポリンの試合では絶対に行わないようなこともやります。
姿勢で言えば思いっきり体を反る、などがありますが、パッと見でわかる「トランポリンっぽくない」試験内容は「ボール検定」です。
みなさん、見たことありますか?
テレビなどでトランポリン選手がボールをキャッチしている様子を(笑)
ないですよね。
これは、トランポリン選手は目指さないけど、トランポリンをやってみたい、トランポリンで体を鍛えたいという人のため、という側面が強いのではないかと考えています。
特に球技を考えている人向け、というのはそういう意味です。
バッジテストには反対派も…
これまで説明した通り、バッジテストにはトランポリン競技として以外の側面も持ち合わせています。
こういった理由から、指導員の中には
・トランポリン選手はバッジテストをすべきではない
・指導員がこぞってバッジテストを受験させるのは間違っている
という意見の方も少なからずいます。
これについて、私の意見をお伝えします。
受ければいいじゃないか!
たしかに、トランポリン競技にふさわしくないこともあります。
ありますが、トランポリン選手を目指す前にはトランポリンを好きになるのが先ではないでしょうか?
好きになるためには、トランポリンで成功体験を少しでも多く経験してほしいと私は考えています。
試合だって出ることはできますが、必ず勝てる保証はありません。
だからこそ、試合で他人と競う前に、自分自身と戦って、成長を実感できるというのが必要だと思います。
もし、それで選手を目指すなら、我々指導員は全力で指導も応援もします。
なので、難しく考えず、トランポリンの最初の目標はバッジテストにしてみてはいかがでしょうか?
まずは5級からトライしてみましょう!
こちらの記事で解説していますので、ぜひ挑戦してみてください!
トランポリンの検定「トランポリン競技検定」を解説!
続いてトランポリン競技検定についてです。
バッジテストだけでなく、こちらにも挑戦してみてください。
トランポリン競技検定とは
トランポリン競技検定とは、トランポリン競技の基礎基本を身に着けることを目的とした検定です。
基礎基本が目的なので、宙返りなどの回転は一切なく、めちゃくちゃ難しいという内容ではありません。
しかし、トランポリンの基礎となる部分を非常に効果的に練習できます。
初級・中級・上級があります。
トランポリン競技検定もバッジテストと同様に、決められた技をやります。
バッジテストとは異なり、採点は10点満点で7点以上であれば合格です。
ここで身に着ける内容はトランポリンの基礎にあたる部分なので、やっておいて損はありません。
それに、トランポリン競技検定の開催手順の目的にも「宙返り導入前の基礎段階において、競技者育成プログラムに沿った演技がなされているかをチェックすること。」と明記されています。
合格すればコメントと共に認定証がもらえます。
私の学生時代には聞かなかったのでもしかしたら最近できた検定かもしれません。
できればこちらを受験したかったな、と今では少し思ってます。
注意事項として、これには受験資格が定められています。
受験資格は「バッジテスト5級に合格している」ことです。
トランポリン競技検定の受験資格と受験方法
受験資格は「バッジテスト5級に合格していること」です。
その他はバッジテストと同様なので、「トランポリンクラブ・トランポリン教室に所属」し、指導員に「トランポリン競技検定を受験したいです」とお伝えください。
開催場所や開催日時は自分の所属しているトランポリン教室の指導員に聞くか、体操協会やトランポリン協会のホームページをご確認ください。
トランポリン競技検定はこんな人におすすめ!
トランポリン競技の基礎を身に着けることが目的なので、トランポリンを競技として取り組みたい人におすすめです。
また、ある程度トランポリンを楽しんでいたけど、レクリエーションではなく競技としてのトランポリンを体験してみたい人にもおすすめです。
是非、選手を目指すのであれば、一度経験してみていください。
バッジテストが様々なスポーツ、特に球技を想定されているので、選手を目指したい!と目指す方向が定まっている人は、
①バッジテストを5級だけ合格
②競技検定上級まで合格
③宙返り等の高度な技の練習
という流れがおすすめです。
トランポリンの検定まとめ
トランポリンにも検定はあります!
バッジテストと競技検定、どちらもめちゃくちゃ難しいということはなく、きちんと練習すれば初心者さんでも合格できる内容になっています。
バッジテストはトランポリン初心者さんに、競技検定はトランポリン選手を目指す方に特におすすめです。
是非、トランポリンで成功体験を積んでいって、もっともっとトランポリンを好きになって、楽しんでください!