トランポリンは学校で経験することもないので、あまり実態は知られていないものですよね。
なんとなくいいらしい、とはいうものの、知られていない部分が多いと思います。
特にお子さんに挑戦させるとなるとより一層慎重になりますよね。
この記事では、トランポリンは子供の脳にダメージを与えるのか、という話題を取り上げます。
トランポリン歴15年以上で指導員でもある私が解説していきます。
トランポリンと揺さぶられっこ症候群の関係
指導員になってから「トランポリンと脳」の関係について質問されることが多くなりました。
私が学生時代にはあまり聞かなかったことです。
…気にしていなかっただけかもしれません。
かなり聞かれる内容なので、勉強してみたらどうやら「揺さぶられっこ症候群」と呼ばれるものと関係が強いようです。
揺さぶられっこ症候群とは
「揺さぶられっこ症候群」や「揺さぶられ症候群」などと呼ばれるものです。
簡単に言うと、幼児の未発達な脳に激しい揺れはよくないよ、というものです。
激しい揺れにより脳内出血等で脳に損傷が残ってしまうかもしれないというものです。
しかし、安心してください。
揺さぶられっこ症候群になるのは首が発達していない幼児の場合です。
首が座っていない生後3~4か月はもちろん、生後6か月までが特に注意すべき期間です。
なので、揺さぶられっこ症候群が直接影響するケースは考えにくい、と私は思います。
トランポリンを1歳や2歳からはじめるのは問題ない?
揺さぶられっこ症候群はあまり関係なさそうであることはご理解いただけたと思います。
しかし、
- そうはいっても我が子に万が一のことは避けたい
- 安心して初められるのは何歳からというのが
気になることかと思います。
これについて説明していきますね。
3歳以降がおすすめ
結論、私は3歳以降をおすすめしてます。
私の所属しているトランポリンクラブでは5歳以降でないと入会できません。
まず、万が一のことを考えるなら、1歳や2歳はやめましょう。
個人差もありますが、床の上である程度しっかりと活動できるようになる前にトランポリンという特殊な環境に連れて行くのは個人的にはNGです。
早いうちから英才教育、という時代の流れもわかりますが、早すぎは子供にとって良くないです。
そもそも、その年齢ではトランポリンはなかなか普通にこなせないと思います。
統計を取ったわけではありませんが、家庭用トランポリンでも3歳~を対象年齢にしているものが多いように感じます。
なので、私は3歳以降からをおすすめしています。
家庭用トランポリンに限らず、以前トランポリンを初める時期についてこちらで語っているので、是非ご覧ください。
トランポリンは脳にダメージどころかいい影響がたくさん
トランポリンは悪影響についてフォーカスされることが多いように感じます。
しかし、適切に活用できればデメリットが気にならないくらいたくさんのメリットがあります。
明らかに早すぎる時期からトランポリンを初めてしまうと、筋肉が発達していなかったり揺さぶられっこ症候群のような状態になってしまわないかと不安だったりすると思います。
しかし、子供の運動能力の土台は10歳から12歳の間に形成されると言われています。
なので、1歳や2歳からはじめなくとも、3歳以降でも十分にトランポリンの恩恵を受けることはできます。
3歳以降からはじめれば、揺さぶられっこ症候群の心配はほぼなしと言っていいでしょう。
さらに、子供ならではのメリットとして、運動神経が鍛えられる全身運動になるけが・病気をしにくくなる脳が活性化する姿勢が良くなる体への負担が小さいストレス発散に効果的といったメリットがあります。
これらについてはこちらで詳しく解説していますので、合わせてご覧ください!
まとめ
今回は、トランポリンは脳にダメージがあるのかどうかを解説しました。
揺さぶられっこ症候群とトランポリンを結び付けて考えている方が多いようですが、トランポリンを初めるのが早すぎなければ問題ないと思います。
何事も、適切な時期はあるということですね。
トランポリンに関して言えば、私のおすすめは3歳からです。
この時期なら、揺さぶられっこ症候群の心配はなく、トランポリンのメリットを最大限に感じることができると思います。
そして、そのままトランポリンの世界へ…と願ってます!