最近は家庭用のトランポリンが普及し、トランポリンパークなどのトランポリンができる施設も増えてきましたね。
実際にやったことがないにしても、トランポリンが身近なものになってきたのではないでしょうか?
トランポリンバカの私としてはうれしい限りです。
トランポリンが身近になり、保護者の皆さんは、子供にトランポリンをやらせてみてもいいかも、と考えることもあるのではないでしょうか。
そこで、この記事では、トランポリン歴15年以上で指導員でもある私が、トランポリンの効果は子供にあるのかを解説していきます!
トランポリンの効果!子供にはおすすめな理由7選!
さて、この記事を調べている皆さんはもうお分かりかと思いますが、トランポリンは子供に良い効果ありまくりです!
やらないなんて選択肢はないでしょう、というくらいにたくさんです。
でも、実際に何がどういいのかってご存じでしょうか?
「なんとなく、トランポリンっていいらしいね~」ではなく、保護者の皆さんにきちんと良い効果・メリットを知ってほしいんです。
そして、そのまま自信をもってお子さんをトランポリンの世界に連れていってほしい!
そうなるように、わかりやすく紹介していきます!
トランポリンの効果その①:運動神経が鍛えられる
まず何よりも、運動神経が鍛えられます。
バッジテストというトランポリンの検定がありますが、これはトランポリン以外のスポーツをしている人、特に球技系のスポーツを想定して作られています。
トランポリン以外のスポーツをしている人がトランポリンをするくらい、運動能力を鍛えるのに適しているんです。
また、地上でジャンプするよりも高く跳ぶことができるので、その分体幹のトレーニングにもなり、バランス感覚も鍛えられます。
人間の運動能力の大部分は10歳までに形成されるといわれています。
小さなころからトランポリンを飛ぶことは子供の運動神経のトレーニングに最適です。
これら全部ひっくるめて、運動神経が鍛えられるという効果があります。
バッジテストはこちらの記事で紹介してます。
トランポリンの効果その②:全身運動になる
トランポリンは高く跳ぶので、ジャンプするイメージから足にばかり目が行くかもしれません。
しかし、トランポリンは足以外にも様々な筋肉を使います。
足以外では、腹筋、背筋、腕などです。
つまり、前進満遍なく使うことになるので、全身運動としてかなり適しています。
実際にやってみるといろんなところが筋肉痛になりますよ。
トランポリンの効果その③:けが・病気をしにくくなる
トランポリンを跳ぶことで全身の筋肉を鍛えられるのはもちろんですが、実は骨も強くなるんです。
トランポリンでジャンプしているときに、いろいろな方向から負荷がかかり、その負荷が骨を強くしてくれるんですね。
こういう効果も期待して、なんとあのNASAの宇宙飛行士もトランポリンを活用しているんです。
詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
トランポリンの効果その④:脳が活性化する
私たちの脳の機能は、バランスを崩したときに修正しようとしたり、新しいことをやろうとしたりするときに活発に活動します。
トランポリンでのジャンプはよっぽどうまくないと全く同じように跳ぶことはできません。
毎回毎回、角度や高さなどが微妙に違うんです。
こうなると脳はトレーニングし放題です。
こうしたらこうなった、今はこうだからこっちに体動かそう、うまくいった、…などなど。
こういったことをジャンプしながら必死に考えてくれてるんです。
なので、ただ楽しいだけでなく、脳への刺激という意味でもかなり適した運動なんです。
この脳のトレーニングのうれしい副産物として、転んだ時にパッと手が出たり、バランスを崩したときにすぐに体を動かしたりといったとっさの行動ができるようになります。
効果③と共通しますが、この副産物はけがの予防につながりますね。
トランポリンの効果その⑤:姿勢が良くなる
姿勢が悪いと言ってパッと浮かぶのは猫背ではないでしょうか?
保護者の皆さんはもちろん、幼稚園や保育園、小学校の先生も気になっているようです。
トランポリンは姿勢の改善にも効果があります。
そもそも姿勢が悪くなってしまうのは、筋力不足が大きな原因です。
重力に逆らえるだけの筋力がないと、どんどん姿勢が悪くなってしまいます。
トランポリンは全身運動で体の多くの筋肉を鍛えることができるので、これが姿勢改善につながります。
トランポリンを跳ぶ⇒全身の筋肉がつく⇒姿勢が良くなる⇒猫背改善
といううれしい効果があるんです。
トランポリンの効果その⑥:体への負担が小さい
トランポリンは過激な運動に見えますが、実は私たちに優しいんです。
床でジャンプするときも膝や腕など自分の体を100%使うしかありません。
そして、着地の衝撃はすべて自分の体で受けなければなりません。
しかし、トランポリンはジャンプも着地も助けてくれるんです。
ジャンプするときはトランポリンが押し返してくれますし、着地の時はトランポリンがその衝撃の一部を吸収してくれます。
トランポリン未経験の方から見ると過激に見えるかもしれませんが、実は体の負担は少ないんです。
トランポリンの効果その⑦:ストレス発散に効果的
言わずもがなですが、健康に生きていくために適度な運動は必須です。
トランポリンであれば、日常生活では絶対に味わえないような感覚であふれています。
普通に生活していたら、空中浮遊の感覚なんて味わう機会無いですよね。
実際、子供たちはトランポリンに乗っているだけでも楽しいみたいです。
まあ、これに関しては私もなんですけどね(笑)
トランポリンに子供がチャレンジするときに保護者が注意すべきこと
トランポリンは確かに楽しい、しかし、危険もあるんです。
まあ普通に床でジャンプするよりはるかに高く跳べますからね。
家庭用トランポリンでも競技用トランポリンでも、お子さんがトランポリンを跳ぶときには注意しなければいけないことはいくつかあります。
保護者の皆さん向けに最低限注意してほしいことをお伝えします。
絶対に目を離さない
当たり前かと思うかもしれませんが、絶対に目を離さないでください。
大人が想像していないようなことをやってしまいます。
私の所属しているトランポリンクラブでも、たまたま指導員が離席していたタイミングで事故が起こったこともあります。
小さい子であればあるほど、自分の体の使い方をわかっていないので、十分に注意してください。
トランポリンに乗るとき、降りるとき
子供も保護者も共通で、トランポリンに乗るときと降りるときは気が緩んで事故が起こりやすいです。
トランポリンで跳んでいるときは注意していても、それ以外の場面では気が抜けてしまうことが多いようです。
トランポリンで跳ぶことにばかりに集中しているからかもしれません。
なので、特に跳び終わって降りるときは派手に転ぶ、といったトランブルは起こりやすいです。
私も指導している際、降りるときは必ずいつでもフォローに入れるように注意してみています。
服装に注意
眼鏡のような普段から肌身離さず持っているものは注意してください。
眼鏡は外して飛ぶことをおすすめしますが、外すと見え方は大きく変わる場合がありますし、それが原因で距離感が狂うこともあります。
また、お子さんのお気に入りで普段からずっと持っているものや身に着けている硬いものにも注意してください。
基本的にトランポリンの上には余計なものは持ち込まないべきです。
子供は意図せずやってしまうかもしれないので、保護者の皆さんがそのあたりフォローしてあげてください。
服装に関してはこちらの記事で詳しく説明していますので、参考にしてください。
トランポリンを子供のうちから挑戦することの意義
では、最後にトランポリンの効果の中で、子供だからこその効果をちょっとちがった角度から紹介します。
これまで紹介した脳の活性化だったり運動能力だったりは、程度の差はあっても、大人にも当てはまる話です。
しかし、これからお伝えする内容は子供でなければだめなんです。
抽象的ではありますが、それはトランポリン選手になるという選択肢が増えることです。
スポーツは小さいころからやっていると有利という話は聞いたことがあるかと思いますし、感覚的にわかると思います。
しかし、トランポリンや器械体操はそれが顕著です。
自分の体を小さいころからいろいろな使い方をしているというアドバンテージは想像以上に大きいです。
選手として活躍している人は小さな子供のころからやっている人が多いように感じます。
レクリエーションとして楽しんだり、好きなものに出会ったりするのに遅いということはありません。
しかし、選手になる可能性は10歳過ぎるとどんどん小さくなりますし、大人になってから本格的な選手として活躍するのはかなり至難の業です。
トランポリン選手になるかどうかは置いておくとして、将来の選択肢を一つ増やせるというのは、まさに子供だけの特権です。
学校の授業でトランポリンがあるわけでもないので、きっかけがなければ経験することすらできないと思います。
なので、将来の道が増えるというのが、子供だけにある最も大きな効果だと思います。
選手として先を知っておきたいという方は、こちらでルールやトランポリン選手の気持ちを紹介していますので、是非合わせてご覧ください。
まとめ
トランポリンの効果を子供に焦点を当てて紹介してみました。
なんとなくよさそう、という印象からこんなにいいことがいっぱいあるのか、と思っていただけたら嬉しいです。
また、トランポリンは競技の特性上、選手を目指すならば小さなころからやるに越したことはありません。
なので、お子さんの将来の選択肢を増やすという意味でも、子供のうちからトランポリンを経験するのをおすすめします。