最近トランポリンを初めたみなさん、ようこそトランポリンの世界へ!
最初は簡単な技からめきめきレベルアップされてることかと思います。
この記事では、トランポリン歴15年以上で現在は指導員として指導も行っている私が、楽しくレベルアップできる方法を紹介します。
大人でも子供でも初心者さんなら誰でも、場合によっては経験者でも楽しめますよ!
トランポリンの遊び方!遊びの中に上達のヒントが詰まっている
どうやったらトランポリンうまくなりますか?
何かトランポリンの遊びってないんですか?
とちょくちょく聞かれます。
あります!ありますとも!
そしてこの遊びこそ成長に必須なんです。
しっかりとコーチの教えの通りに練習することも大事ですが、ちょっとした遊びの中で磨かれるスキルもあるのです。
全くトランポリンをやったことがない未経験者では厳しいですが、ある程度技の練習をしているのであればだれでも楽しめます!
好きこそものの上手なれ、ということです。
では、見ていきましょう!
トランポリンの遊び方①:同じ技を連続
まずは、ひたすら連続で同じ技を繰り返す、という遊びです。
これは一人でもできます。
試合では絶対に使いません。
絶対に使わないからこその遊びです。
例えば、「スイブル」という技があります。
スイブルはシート(足を延ばして座った状態、長座体前屈を始める前の姿勢)の状態から半分ひねった、反対側でシートの状態になる技です。
比較的初期に練習する技なので、スイブルがピンとこない方は、自分のできる技を増やすことに専念した方が良いです。
スイブルは終わった状態もシートの状態なので、スイブル⇒スイブル⇒スイブル⇒…と続けていけます。
試合では絶対に使いませんが、「技を連続で何回できるか」という挑戦になるので、前よりいい記録を出すぞ!というモチベーションで挑戦できます。
大原則として、正しいフォームでできないと技は続けられません。
なので、「記録を伸ばすこと」と「正しいフォームを身に着けること」はかなり近い内容です。
コーチに言われたことをただ聞いていくだけでなく、また違った刺激があって楽しみながら上達できます。
私がトランポリンを教えているときも時々これをやりますが、こういった遊びの中での指導の方が生徒は聞いてくれるものです(笑)
これはスイブル以外でもできるので、いろいろ試してみてください。
さらに、トランポリン仲間がたくさんいれば、みんなで競争することもできます。
これもいい刺激になりますよ!
トランポリンの遊び方②:シャトル
次は、シャトルです。
これは一人でもできなくもないですが、二人以上がおススメです。
みなさん、記憶しりとりというものをご存じでしょうか?
記憶しりとりは、普通のしりとりのルールに加えて、前に出てきた単語も常に言うというしりとりです。
例えば、A君、B君、C君の3人で記憶しりとりをしたら、以下のようになります。
A「りんご」
B「りんご、ごま」
C「りんご、ごま、まんが」
A「りんご、ごま、まんが、がびょう」
B「りんご、ごま、まんが、がびょう、うみ」
C「りんご、ごま、まんが、がびょう、うみ、みず」
…といった具合に続きます。
これをトランポリンでやるのです。
初めの人がやった技から順番に自分の技を加えていくようなものです。
なので、これは友達と一緒にやるのがおススメです。
これは、技をつなげるとてもいい練習です。
しかも、このシャトル、大会まであるんです。
トランポリンの練習ができて、楽しくて、さらに大会まで経験できるという一石二鳥にも三鳥にもなる遊びです。
技のレパートリーがあればあるほど自由度は上がりますが、少なくても楽しめます。
ちなみに、私の場合は記憶力の方が先に限界が来ます(笑)
トランポリンの遊び方③:道具を使ったレクリエーション
最後はちょっとイレギュラーなので、必ず指導者がいるところでやってください。
私の場合は基本的にやりたいといったことは細心の注意を払ってやらせていますが、指導員によってその判断は変わってきます。
指導者がNGを出した場合はやらないようにしてください。
ここでは、道具を使ったレクです。
2つだけ紹介します。
ボールキャッチ
トランポリンを跳びながら外から投げられたボールをキャッチするものです。
やわらかいボールを使ってください。
体の正面でキャッチしたり、手を伸ばした状態の頭上でキャッチしたり、バリエーションも豊富です。
失敗するとボールがどこかへ飛んでいくので、周囲の安全は十分チェックしてください。
しかも、これはバッジテストの項目にもあります。
バッジテストはトランポリンの検定の一種です。
バッジテストを受けるためには絶対に避けては通れない道なので、ついでにバッジテストまで受けちゃうのもいいと思います。
なわとび
これはトランポリンをうまくなることには関係ありませんが、トランポリンを楽しむにはある意味では最適かもしれません。
トランポリンと普通の地面では全く感覚が違います。
なのでトランポリンの上でなわとびをするとタイミングが合わず、なかなか続けられません。
トランポリンの特徴を実感できるいい遊びです。
トランポリンでの遊び方まとめ
全くの初心者では少し難しいですが、ある程度練習が進んだ人は十分楽しめる内容を紹介しました。
技を連続でやったり、シャトルをしたりするのは、トランポリンの上達に直結します。
ボールキャッチはトランポリンの検定の一つであるバッジテストの練習でもあります。
なわとびをすればトランポリンの特徴を実感できます。
意外と遊び方はたくさんあるので、興味が持てそうなものから、あまり緊張せずに挑戦してみてください。